非常事態宣言下でのメンタルヘルス
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新型コロナウィルスの感染拡大により、全国に非常事態宣言が発令される中、
心身の不調を感じておられる方もいると思います。
先日NHKでこうした状況下で起こりうるストレスとそのケアについて解説している
番組がありましたので、お伝え致します。
●増えてきている心の不調は
・自分が感染源になるかもしれない、という不安、自責感
・感染したら助からないかもしれない、仕事や収入減少への不安感
・ずっと警戒しなければならないことによる負担感
・こうした事態に対して自分では何もできないという無力感
●知覚できない疲労=ステルス疲労に注意!
以上のような心の不調が続くと知らず知らずのうちに疲労がたまってきてしまいます。
家事が仕事をこなしていくうえで、以下のようなことが増えてきていませんか?
・やる気がでない・だるい・おっくう
・小さなミスや記憶違いが増える
・イライラする
普段とはちがう環境下で仕事や生活をしていると、自分ではなかなか気づくことができない疲労(疲れていないと感じていても、実際には心身のエネルギーを消耗させてしまう疲労)がたまってくることがあります。
疲労の蓄積はうつ状態をはじめさまざまな身体の不調や病気のもとになります。
●心の不調をふせぐための対処法
対処法その1
いつもより1時間早く寝る。目安として9時間以上
・睡眠の質やタイミングにこだわらない
・昼寝でもOK
その2
人に相談する
<相談相手選びのポイント>
・落ち着いている人
・秘密を守ってくれる人
・カウンセラーなど専門家を利用するのも手
その3
いい情報も積極的に取り込む。
ネガティブで不安な情報だけでなく、意図的にポジティブな情報や明るい話題などをバランスよく取り入れる
NHK 「ひるまえほっと」より
元陸上自衛隊心理教官、NPO法人メンタルレスキュー協会理事長
下園壮太先生の解説を一部改編して引用しました。
この情報は、「【0806】心の相談室りんどう」により登録されました。