9月21日(土曜日) 中央公民館 13時30分~
公開日:2020年01月06日 最終更新日:2022年10月18日
タイトル |
9月21日(土曜日) テーマ『ことばについて』 中央公民館
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詳細
『ことばについて』
講話 上野 久 先生
ダウン症のことば…については、何回話をきいても…難しいところです。
個人差も大きいことば…は、実践してみたり、意識して子供とのやり取りを試みるも・・・なかなか成果として手に取るように感じることが難しいところです。
ダウン症のことばは…
喋る技術、口の動かし方を育むことよりも、本人が喋ろうとする気持ち、伝えようとする意欲、自分の要求を満たしてもらう方法の一つとして【ことば】を利用することを経験で積み重ね、喋ることは、便利なこと、楽しいこと、要求を満たすことが出来るツールとして認識し、そこからことばが…育っていくことを学びました。
口の機能は、基本食べるためのもの…喋る、話すことは、訓練が必要とのこと、赤ちゃんは離乳食からはじまり食べ物を噛むことを学び食す。ここでよだれが出る、口を開けて食べる、舌が出る…という状況があります。
口を閉じて、食べること、食物を噛んで食べること。口の周りの環境を整えることから始まります。そのうちしゃべれるようになる…というのは、口周りの環境が整ってからのことですので、まずは、正しい摂食を身に着けることからはじまります。歩くことは、そのうち出来るようになる…といわれますが、喋ることは、必要性が無いと…喋ろうとしません。何も言わなくても、食べ物が出てくる。食べたいものが有る。欲しいおもちゃが手に届くところにある。靴が履けなくて困っていても黙って座っていると誰かが手を貸してくれる…これでは、ことばは成長していきません。
先生のことばの中に
”あそび心のあるいじわるは効果的”
という話がありました。喋りたくなる、または意思表示をする状況、または場面を作ることが大事だよ…というお話でした。
おもちゃを手の届かない上の棚に置き…取ってほしいという意思表示、またはことば、
便利すぎる生活は、話す芽(きっかけ)を摘みかねない…ということでした。
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