20,130名の障がい児の親御さま&近しいご関係者さまへ「はぐくみハグミー」様のご紹介
公開日:2023年04月11日 最終更新日:2023年04月11日
情報発信元団体名:発達の改善を目指すコミュニティ はぐくみハグミー【S0886】
障がい児の親御さま&近しいご関係者さまへ
Q:問題です、10,065名は何の数字でしょうか?
A:正解は、市町村ごとの障害者手帳所持者数(R5年1月6日)にて公開されている、船橋市の知的障がい者数と精神障がい者数の合計人数。
実は船橋市の常住人口646,322名(R5年4月1日)の1.5%を占めています。
ご両親の合計人数を単純計算すると10,065*2=20,130名と、船橋市全体の3%を占めていることも見えてきますね。
私の住む、前原西の人口26,418名(2017年1~8丁目合計)に匹敵する人数です。
こんにちは、市民活動サポートセンター運営協議会の海老田です。
今回「はぐくみハグミー」様のお話会に参加させて頂きましたので、特に20,130名の「障がい児の親御様」と「近しいご関係者様」へ向けてご紹介いたします。
突然ですが、「療育手帳」ってご存じでしょうか??
都内では「愛の手帳」、青森県では「愛護手帳」と呼ばれています。
「療育手帳」とは、知的障がいをお持ちの方が申請できる手帳です。
この手帳がないと支援やサービスを受けられない、とっても大事なもの。
取得が義務づけられているワケでもなく、存在自体を知らない方、実はサービスを受けていなかった方もいらっしゃるかもしれません。
それでは「療育手帳」を取得するとどんなメリットがあるのでしょうか?
船橋市のHPを確認しても探しきれず、障害福祉課にお電話して聞いてみました。
- 御担当者様→メリットは等級によって違いますので、「障害福祉のしおり」をご確認ください。
- 海老田→それはどこに?
- 御担当者様→HP検索欄に「障害福祉のしおり」とご入力ください。
- 海老田→ありがとうございます、確認いたします
「障害福祉のしおり」を確認したところ、給付、医療、交通、自動車、税金、公共料金、就労支援など、確かに様々な支援が確認できました。
しかし、どうでしょう?
ヒマな私は3分でわからなければ即電話をかけるタイプですので、「しおり」にたどり着くことはできました。
では、保護者様は?
そもそも船橋市のHPにたどり着けなかったら、サービスを知らずに時間だけが経過していきます。
実は他にも赤背景に白十字の「ヘルプカード」だったりとご本人、保護者様の助けとなるサービスが存在します。
| 下記配慮を周囲に求めるためのヘルプカード |
| ・電車・バス内などで、席をお譲りください。 |
| ・駅や商業施設等で、声をかけるなどの配慮をお願いします。 |
| ・災害時は、安全に避難するための支援をお願いします。 |
…ちなみに私は知りませんでした。
1日16時間PCと向き合い、ITには強い方であると自負する私でも辿り着けない情報に、突然障がい児様の親となった保護者様が辿り着けるのでしょうか?
私は「はぐくみハグミー」様のお話会に参加していなかったら不可能でした。
今回取材させていただきました「はぐくみハグミー」様は、障がい児の親御様が集った市民団体です。
「障がい者様ご本人」ではなく「ご家族」が主体という点がポイントです。
障がい児様のご家族って、ほとんどの方が目を向けていなかったのです。
だから孤独であり、「障がい児の親だから仕方ない」と就業すら諦めてしまったりするのですね。
「はぐくみハグミー」様では皆様が生活の中でのお悩みを持ち寄り、集合知を形成しています。
「自分の子供のため」は「船橋全ての親のため」でもあるのですね。
| ・自分が亡くなった時、子供はどうなるの? |
| ・誰にも頼れないから、仕事を辞めなきゃいけない? |
| ・療育手帳は何歳で管轄が切り替わるの? |
| ・学校はどうやって選ぶの? |
| ・市のHPに記載された情報は、どれが自分の子供にあったサービスなの? |
| ・子供の障がいが発覚したけど、どうすればいいの? |
| ・子供1人を屋根もないスクールバス乗り場で待たせて平気? |
| ・そもそも文字の読解が難しいのに子供に書類が届く。 |
| ・ヘルプカードのデザインってちょっと重々しくない? |
いわば[役所]→[はぐくみハグミー]→[保護者]→[障碍児ご本人]の位置関係にある、情報の集約と選択肢の提示を行い、それぞれの悩みを解決しあう団体様です。
ここには、声をあげづらい、行動しづらい方でも、同じ悩みを共有できる唯一無二のコミュニティがあります。
2020~2022年ころ、コロナにかかったらどうすればいいの?どこに連絡するの?と不安になった方も多いハズ。
障がい児様の親御様はそれが日常生活といえる現状にあります。
バリアフリーが叫ばれていますが、バリアを知らない健常者の作るフリーに、どこまで効果があるのでしょうか?
将来、子供たちが安全に暮らせる船橋を作り出す。
「はぐくみハグミー」様は子供たちのために、まずは保護者様を手助けする、包括的な支援を行っています。
参加されるキッカケはさまざま。ちなみに男性も参加されていましたよ。
| ・子供が発達障がいと診断されたから |
| ・子供がダウン症と診断されたから |
| ・子供がグレーと診断され、情報共有を行いたいから |
| ・誰にも子供のことを相談できなかったから |
| ・自分の子供の将来が心配だから |
| ・親身になって相談してくれる人が身近にいないから |
子供も親も全員が違う生活、違う悩みを抱えています。
ひとことで言えば多様性ではありますが、ただの都合が良い言葉として使われている現在において、
ここまで真摯に向き合うことがあるでしょうか?
「はぐぐみハグミー」様の活動は、月1回のお話会のほか、
クリスマス会などのイベント行事、子供のためのお金の勉強会などなど。
お子様方のための活動が主となっています。
| ・これまでに地域行事にお子様を参加させられなかった |
| ・子供が将来できる仕事の想像がつかない |
| ・親同士の情報交換を行いたい |
| ・子育てがつらい |
もし、おひとりで悩まれていらっしゃいましたら、是非お話会に参加してみてくださいませ。
きっと、お帰りになる際は心がゆるんでいると思います。
ちなみに「はぐくみハグミー」様では、英語・手話対応も可能です。
We HAGUKUMI HUGMEE are an organization for parents of children with disabilities based in Funabashi City.
We cooperate with Funabashi City Council to support children and provide information to parents.
お困りの方、お心あたりの方がいらっしゃいましたら、是非ともご相談くださいませ。
| 団体名 | 発達の改善を目指すコミュニティ はぐくみハグミー【S0886】 |
| 代表者名 | 川音 エリ |
| 連絡先 | hugmee.eri@gmail.com |
それでは最後に、子供と遊んでいたTikTok画像を載せて〆とさせていただきます。
情報発信元団体名:発達の改善を目指すコミュニティ はぐくみハグミー【S0886】