船橋古文書の会例会&新人教育:2023年1月28日( 土)13:30~17:30
公開日:2023年01月31日 最終更新日:2023年02月01日
例会に先立ち、下記の連絡が有りました。
①活動予定表を配布しています。変則になっている部分が有りますので、活動予定表を確認して参加してください。
特に、2月は会場確保が難しく下記のように変更となっています。
2月4日(土):(13:00~14:00)新人教育:薬円台公民館第1集会室
(15:00~17:00)勉強会:東部公民館講堂
※新人教育終了後。東部公民館講堂に移動となります。
2月25日(土):(13:00~14:00)新人教育:二和公民会第1+2和室
(15:00~17:00)勉強会:習志野台公民館第1+2集会室(定員70)
※新人教育終了後、習志野台第1+2集会室に移動となります。
②2月の第四土曜日が例会から勉強会に変更になった為、勉強会の発表順が少し早まります。
釈文の提出については、余裕をもって予定より若干早めの提出をお願いします。
【例会】
例会は39名の方が参加されました。(総会員数45名)
【新人教育】
例会前13:30~14:30に薬円台音楽室で、基礎コースに3名、入門コースには9名の合計12名が参加しました。
【史料】松戸宿の古文書 史料⑮
慶応四年閏四月五日朝、通油町の神田堀岸の炭七の土蔵軒下に張り付けてあった一書の写し。
「夜分に立って写したので、文字の間違いはお察しお読みください」と但し書きがある。
内容は、神君家康以来250年余、大政を委任され泰平安寧の世を続けてきたが、幕末に至り外夷の来朝により世情が騒がしくなり政変へと繋がった。
しかしこの政変は、元はといえば、薩摩の自国の利を求める策謀から始まるとして、その横暴を糾弾。皇国の大禁鎖国を破る外夷との密貿易、
長土と語らい勤王三藩と称し幕府の暴政と申し触し、終には8月18日の政変、続く禁門の変、更には孝明天皇を歿後の王政復古へと悪逆非道を尽くした。
薩摩は自国の利益のため、京坂・江府の商家を襲わせ金銀を奪い、幕府の所領をも掠め取ろうとしたと痛烈に批判。
更に、こうした薩摩の威に恐伏し、徳川家の恩沢を忘れた御三家や彦根・津・大和郡山など徳川恩顧の大名の態度にも憤慨し、
彦根を「彼天正之昔赤鬼と呼ばれし名を汚せし腰抜武士」とまで罵倒しています。
これらの家々は本来なら幕府に寛大な処置が下るよう、天朝に宥和を訴えるのが誠之道ではないかと訴える。
幕府贔屓の江戸ならではの張紙、興味深い資料となっています。
【新人教育の様子:東部公民館】
①入門コース:初心者や初めて間もない方を対象にしたコースです。比較的簡単な文書を対象にして、音読を重視して学んでいます。
②基礎コース:入門コースを終了した方や既に自学などで古文書を学習された方を対象にして、地方・町方・武家など多様な文書を対象に、くずし字の勉強をしています。
【例会の様子:東部公民館講堂】
例会は下記のよう開催しています。
①毎月第4土曜日15:00~17:30
②講師による講義形式で、主に地域の文書を対象に、くずし字と市域の歴史を学んでいます。
これまでに取組んだ文書
1.行徳塩業関係文書
2.布施観音関連文書
3.船橋大神宮関連文書など。
【当会のコロナ感染対策】
1.公民館講堂(定員200名以上)の大会場を使用して十分な距離が取れるようにして開催しています。
2.マスクの常用。
3.手指の消毒。
4.発熱や体調不良時の対策。
5.使用した会場の消毒作業。
などを行っています。